STAGE4 ゴショウラ島

〜不知火海に浮かぶこの島に、どんたはついに辿り着きました!〜


船着き場に着くと、どんたは目立たない場所に
ボートを止めました。

「よし・・・着いたよ、みんな!」
「おっ!とうちゃーく、ってか!ケケッ!」
「ったく、ゲンキンなヤツなんだな・・・」

船酔いがうそのように、アズキトギくんが
飛び起きます。どんたたち3人は島に上陸
しました。

「さて、と・・・・・」

そう言ったままどんたは動こうとしません。

「・・・んぁ?どんた?」
「あ!どんたビビってんだろ!ケケ、ケケケ!」
「ち、ちがう!その生物はどこにいるのかなと思って、島を見回してたんだよ!」
「そんならあの森なんかどうなんだな?」

アズキハカリくんが指差した先には、深い森に覆われた山がありました。

「見つけてやんなってアズキハカリ、どんたがすっかりビビってるじゃんか!」
「うう・・・み、見てろーーーー!!」

バカにされて悔しいどんたは、森に向かって走り出しました!

「はっはっは!負けず嫌いなんだなぁ〜」
「ケケッ!とつげきーーーー!!」

それを追いかけるように二人も走り出しました。



二時間後・・・



どんたが森の中を慎重に進んでいるところにアズキトギが追いついて、
「ビビってる」を連呼したところ、悔しがったどんたが猛ダッシュで森の奥に走り出し、
アズキトギがそれを追いかけながらさらにからかい続けるのを
アズキハカリくんもただ笑って見ているだけで、そうやって延々3人で走り続けたところ、
もう誰も道がわからなくなってました。



「あー、どっちに行けばいいんだよ〜!」
「どんたがムチャクチャ走りまくったせいでこれだぜ!」
「お前なあ、いい加減にしろよ!?」
「なんか腹減ってきたんだな・・・」

3人はすっかり迷路のような森にまいってしまって
いましたが、ここでどんたが大変なことを思い出しました。


「あっ!」
「ん?どしたんだな?」
「今、謎の生物に襲われたらどうしよう・・・」
「「!?」」


そのとき、アズキトギくんが顔を引き攣らせ、五、六歩後ずさりしました。
アズキハカリくんののんびりした顔も真っ青になっています。

「な、なんだよ・・・本当に謎の生物が出てきたみたいじゃないか」
「ち、ちがうんだなどんた、うし、うしろ・・・」
「な、なんか、カゲ、カゲ、ゲゲ・・・」



「・・・?」


どんたが後ろを振り向くと・・・、

ズシン!!





「どわーーーっ!!!」



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