「あわわわわ・・・」 どんたたち3人がひとかたまりになってしゃがみこんでいると、足音は どんどんこちらに近づいてきます。 そして、影はどんたの肩に手を伸ばすと・・・・・・ トン、トン 「ぎゃあああーーっ!!」 「おい、お前らなんでこんなとこに!」 「・・・え?」 なんと影の正体は、どんたのライバル、洪水丸でした。 「なんだ、洪水丸かーーー!!」 「おどかすななんだな!」 「ってかお前こそなんでここにいんだよ!」 糸が切れたように安心した3人は、口々に洪水丸に文句を言います。 「う、うるせー!人がどこに行こうが勝手だろ!」 「あっ、今慌てた!なんか隠してるんだな!」 「何しにここに来たんだよ!」 「なんでだよ洪水丸ーーー!」 ちなみにないしょですが、洪水丸の家にも、ご先祖様の活躍が かっこよく書かれた本があったのです・・・。 「うわぁっ!」 突然洪水丸が、何かとても恐ろしいものを見たような顔に変わりました。 「はは、驚いたふりしてもだまされないんだな」 「ち、違うって!後ろ見ろ、後ろ!」 「残念でした〜!僕らはもうその手じゃおどろかないもんね」 「グルウルル・・・」 「・・・え?」 次へ |
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