STAGE3 不知火海

〜別名八代海。名前からして神秘的なこの海には・・・?〜



ブォロロロロ・・・


どんたの油ボートが海上を滑るように進んでいきます。


「あとどれくらいか?どんた」
「もう10分もすれば着くと思うよ」
「うぅぅ〜〜・・・」
「?」

どんたが振り返ると、アズキトギくんが壁にもたれて
ぐったりとしています。どうやら酔っているようです。

「はは!お前は少し元気がないほうがちょうどいいんだな!」
「・・・・・・ゔ〜〜」
アズキトギくんは憎まれ口を叩く元気もないようです。

「・・・でも、大えびす様が言ってた謎の生物って、本当はすごく危険なのかなぁ・・・」
島が近づいてくると、どんたが珍しく弱音を漏らしました。
「まぁ、大丈夫なんじゃないかぁ?」
「だってケンカ自慢の妖怪にも勝つって言ってたよ?」
「そりゃあケンカしたら、どっちかが勝ってどっちかが負けるのは当たり前なんだな。
なんも気にすることなんてないんだな」

少し納得できない気もしますが、アズキハカリくんを見ていると、
気を揉むのがばかばかしく思えて、どんたは心配するのをやめました。
アズキハカリくんは気分よさそうに続けます。

「それより静かだなぁ、風は気持ちいいし、なんだか眠く・・・」



グヮーーーーン!!



「なっ、なんだ!?」
「何!?今の音は!」



おまぇtbtぶkfyx@#$%!!!



「・・・?」




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